白山東面台地

【山域】 白山(岐阜県/石川県)
【日時】 2005年 5月3日 (火)
【コース】 白山公園線 平瀬ゲート〜大白川ダム〜転法輪谷〈白山東面台地〉小白水谷〜白山 御前峰
【メンバー】野人(単独)
【天気】 快晴
【装備】 野人 ダイナスター・LEGEND 4800 165cm、フリッチ・ディアミール エキスプローラノルディカ・TR12

白山東面台地は、一昨年に山スキーMLで金沢の早川さんの報告を聞いて、ずっと気になっていました。早川さんの記録


1460m付近 6時6分
前日、岡山から遠い道のりを車で走って、夕方、平瀬のゲートに着いて車中泊。

当日、2時過ぎに起床。
午前3時、ゲートを自転車で出発。
最近は有名なコース?になったので、誰か他にも来ているかと思ったが、誰も居なかった。
大白川ダムまで標高差 600m、距離 14キロ弱。
スキー靴は荷台に縛り、SPDシューズ履いて足を固定して、暗闇の中、ライトの明かりだけを頼りに、ペダルを漕ぐ。1時間ほどしてだんだんと明るくなってきた。

4時45分、大白川ダムの取付き着。
5時、取り付きの崖を登る
取り付きには雪は全く無く、崖になっており木の枝をつかみながら登る。
藪漕ぎで、背負ったスキーが引っかかり難儀する。
しばらくの藪漕ぎを頑張ると、雪も出てきてシールが使える。


1900m付近 7時27分
 御前峰と剣ヶ峰
 
 何度も皆さんのHPで見た風景

 これが現れた時は、やはり感動的だった。

1915m付近 7時30分
 左は転法輪谷、右の丘 東面台地に登る

2180m付近 8時21分
 槍 穂高、黒部源流の山々

2190m付近 8時23分
 

2360m付近 9時3分
 この先急斜面
 雪が軟らか過ぎ、シールでジグをきって登れない。
 ここからスキーを背負って歩く。
 
 鞍部へ向かわず、直接、御前峰へ左上の雪の付いたルンゼを登る。

9時3分
 振り返る

2680m付近 10時1分
 大汝峰 2684m
 室堂と別山
御前峰頂上 2702m 10時9分
 大白川ダムから 5時間10分

       平瀬から7時間10分


 
やっと、頂上に着いた。

11時9分
やっぱり、東面台地へは御前峰と剣ヶ峰に挟まれたカール地形を真正面に滑り降りたかったので、幅が狭く雪が少なかったが、頂上からは小白水谷上部のルンゼを滑る。
雪が腐りきって、湿雪スラフが落ちまくる。

おまけに石が雪中に隠れていて、チューンナップしたばかりの板がガリガリ・・ かなりショック。

(大山で板はボロボロになってしまったのでチューンナップしたばかりでした)

2600m付近 11時16分
 ここから先は遮る物は何も無い
 
東面台地にドロップ!

11時17分
 

11時21分

2260m付近 11時21分
 東面台地に滑り降りた

2130m付近 11時26分
  まだまだ続く斜面

12時27分
 12時20分 やっと取り付きまで帰りました。

 朝から頂上以外では誰にも会いませんでしたが、最後になってこれから登って行く人達に出会いました。


 12時47分 自転車でダウンヒル

13時10分
 平瀬のゲート 到着

 白山東面台地は、噂どおりの素晴らしい世界でした。
 
 行動時間10時間、自分もこのコースを日帰り出来た事に感謝して、
 大きな達成感を感じました。
 大白川ダムの取り付きから、白山頂上までのGPS軌跡

 カシミール3D にて作成


国道156 白山公園線 平瀬ゲートから、白山頂上までの道のり


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