天狗塚(躄峠) 山スキー (悪天候で躄峠にて撤退)
【山域】 剣山主稜(徳島県)
【日時】 2006年 1月2日(月)
【コース】 林道970m地点〜登山口〜1476mのコブ〜躄峠(1810mピーク)往復
【天 気】 ガス
【メンバー】 野人、野犬(もりちゃん)
【装 備】 野人 ダイナスター・LEGEND 4800 165cm、フリッチ・ディアミール エキスプローラ、ノルディカ・TR12
野犬 サロモン・Scrmbler カスタム 165cm、フリッチ フリーライド、DYNAFIT
TLT700
今年は正月休みが少なくて信州や北海道に遠出は出来なかった。しかし、例年にない大雪に恵まれていたので、興味のあった四国の天狗塚に山スキーに出掛けた。
雪が多いと期待していたが、稜線付近は風が強いせいか雪付が悪く笹が露出してスキーが引っ掛かってまともに滑れず、ホワイトアウトで目的の天狗塚登頂も手前のピークで断念。展望にも恵まれず、中後半は密林で、苦行としか言い様がない山スキーだった。
前夜、西祖谷山村の道の駅にて車中泊。翌朝早朝登山口に車で向かった。 国道439は除雪されて雪は無かったが、蔓原の林道に進んで最終民家までしか除雪はされていなかった。標高970m地点の作業小屋まで轍があり、もりちゃんの80ランクルでなんとかそこまでは進めた。腐りきった水分の多い糞雪で始末が悪かった。私のキャラバンは4WDでスタッドレスなのだが早々に底がつかえ前進不能に陥いって蛇行してモガいているうちに端によっていき側溝に落ちて脱輪・・ やっぱりクロカン4駆でないとお話にならないと思い知らされた。 キャラバンを引き上げたりしていたので出発が遅れてしまった。8時45分、スキーを履いて林道を歩き始める。 |
|
林道を作業小屋から 約 2.5キロ、標高差 270m 進んだ。 |
|
9時50分、やっと登山口に到着。 | |
杉の植林部が長かったが、次第に自然林に変わっていった。 11時、1476mのコブに到着。 |
|
森林限界を越え笹原になって来たのだが、風で雪が飛ばされているのか樹林帯よりも積雪が少なく、おまけに笹がスポンジ状になっていて、大変歩き難い状態だった。 | |
視界も悪いし気分も沈む・・・ | |
12時10分、1810mのピーク躄峠に到着。 視界10m程。天狗塚は目の前で往復50分位で行ける距離だが、話し合いの結果、無理をせず断念する事にした。 登ってみても、雪付が悪いのでスキーで滑るのも苦戦を強いられそうだった。 |
|
笹に引っ掛かるのは解りきっているので、 シールのまましばらく引き返した。 |
|
雪が増え少しマシな状態になって待ちきれずシール外したが、 普通には滑れない。 トップを浮かして後傾気味に滑ると、引っ掛からず、 なんとか滑れた・・・ |
|
豪快に滑る? | |
おっと | |
爆発 | |
こんなところ滑るの・・ | |
杉林は間伐されて以外に滑り易かった。 コブは切り株なのだが、予想を反してそのまま通過しても滑れて、粉砕される事はなかった。 |
|
林道に向けて伐採地にドロップ | |
切り株のコブを避けながら・・ | |
腐りきった雪だったがスリリングで楽しかった。 | |
14時20分、車に到着!! 以前、愛媛の笹ヶ峰に山スキーに行った事があったが、その時も笹でスキーが引っ掛かり足払いされた様に転びまくって滑りにならなかった苦い思い出があるが、やはり四国の山の笹原の稜線付近は風で雪付が悪く、なかなかコンデションには恵まれない。 今回は天狗塚に到達できなかった事は残念だが、以前より道具も人間の方も?進歩したのか悪条件ではあったが滑りも楽しめ、パートナーにも恵まれて、本当に苦行ではあったが終わってみれば充実した、貴重な四国の山スキーになった。 |
躄峠↓ 天狗塚↓
↑登山口 ↑作業小屋