伊吹山山スキー
【場所】 滋賀県
【日時】 2006年 2月12日(日)
【コース】 ゴンドラ山頂駅(三合目高原ホテル)〜伊吹山頂上(1377m)〜ゴンドラ山頂駅〜ゴンドラ山麓駅
【天 気】 晴れ
【メンバー】 野人、野犬(もりちゃん)
【装 備】 野人 ダイナスター・LEGEND 4800 165cm、フリッチ・ディアミール エキスプローラ、ノルディカ・TR12
野犬 サロモン・Scrmbler カスタム 165cm、フリッチ フリーライド、DYNAFIT
TLT700
日照岳の下山後、京都雪稜クラブのH氏に教えて頂いた荘川の道の駅にある温泉「桜香の湯」で入浴して、国道156号を南下。岐阜市内から国道21号を走り伊吹山に向かった。桜香の湯を出たのは3時過ぎでまだゲレンデスキー帰りの渋滞は大丈夫だろうと思っていたが甘かった。岐阜市内までは予想以上に時間がかかって疲れた。
7時過ぎに伊吹山スキー場の駐車場に到着。明日の伊吹山は倉敷山の会の仲間のもりちゃんが同行予定。彼の携帯に電話をかけたが、まだ家に居るとの事。 独り寂しく飯食ってさっさと寝る。
朝6時過ぎに起きると、もりちゃんのランクルは2台向こうに駐車していた。彼はちゃんとやって来ていた。
天気は昨夜は雨で期待していなかったが、晴天に恵まれた。
7時40分、ゴンドラリフトに乗車。 山頂駅を降りて、見上げる伊吹山は大迫力。圧巻だった。 夏にバスツアーで行く軟弱なイメージが強過ぎていたので、余計そう感じた。 しかし、送電線と鉄塔はとても邪魔・・ リフト駅の傍の三合目高原ホテルで備え付けの計画書を書いて 8時10分、シールで出発。上部リフトは短いので使わない。 10分でゲレンデトップに登れた。 |
|
薄い新雪。 麓の雨もここでは雪だったようだ。 |
|
夏道の正面ルンゼ(中央稜右谷)を登る。 9合目直下の急斜面はクラストしてかなり厳しかったが、クトー装着してなんとかシールで登り切った。 |
|
9時40分 9合目からの頂上台地に到着。 この自然の造形を見ると、厳しい気象条件を感じる。 手前では雪が風で飛ばされカリカリのアイスバーンだった。 |
|
9時50分、頂上到着。 気温−8℃ 風が強く寒いので、建物の影に避難して休憩する。 |
|
10時40分 頂上出発。頂上台地を滑る。 登りで目に付いていたノートラックの中央稜左谷にドロップしようと思っていたが、滑り出し地点で様子を伺ったところ、硬いアイスバーンに10cm程の新雪が載っていて、滑落の危険を感じ断念。それにトラバースで切ると斜度的に雪崩も起きかねない状態だった。 それで大きく右に巻いて尾根よりにドロップする事になった。 |
|
10時50分、頂上台地 GO! もりちゃんが最初に尾根よりにドロップ。 問題は無かったので、最大傾斜角へ、カールの底に向かって自分も続く。 |
|
11時、ゲレンデトップ到着。 11時20分、ゴンドラ山頂駅(三合目高原ホテル) 12時、ゴンドラ山麓駅(駐車場)到着。 |
|
滑降ライン |
正直、伊吹山は、TOKKENさんの報告を読むまで、こんな大斜面があるとは知らなかった。 15年以上前にドライブウェーからちょこっと歩いて頂上に行った事はあったが、頂上の日本武尊像以外は忘れて記憶が無い。 最近ではバスツアーで行く夏のお花畑・・などとういうミーハーなイメージしかなく眼中に無かったのが正直なところであった。 しかし、乱開発され過ぎた山とはいえ、こうして登ってみると存在感のある立派な山で百名山に選ばれているだけの事はあるなって、再認識した。 過去のレポートを読んで雪が少ないと悲惨な様だが、雪の多い今年は最高の斜面を提供してくれている。 今回はど真ん中の「中央稜左谷」を滑れなくて心残りだったので、またいつかチャレンジしてみたい。 |