象山 & 烏ヶ山 カーラ谷 滑降
【山域】 中国山地(鳥取県)〈伯耆大山〉
【日時】 2006年 2月19日 (日)
【コース】鏡ヶ成〜象山〜鏡ヶ成〜烏ヶ山南峰直下〜鏡ヶ成
【天 気】 晴れ のち 曇り
【メンバー】ヒラノさん、アベちゃん、もりちゃん、野人
【装 備】 ヒラノさん ロシニョール・BandittX 175cm、スカルパ・チタン
アベちゃん ショートスキー(90cm)、ノルディカ・TR9
もりちゃん サロモン・Scrmbler カスタム 165cm、フリッチ
フリーライド、DYNAFIT TLT700
野人 ダイナスター・LEGEND 4800 165cm、フリッチ・ディアミール エキスプローラ、ノルディカ・TR12
昨年の春に転勤で倉敷にやって来られていたヒラノさんとHPの縁で同行することになりました。ヒラノさんは関西の大学のWVのOBで松本在住時には、あのシーハイルにも属しておられ、経験豊富でお会いするのが楽しみでした。今回はヒラノさんのVW時の仲間のアベちゃん、いつものもりちゃんと、久々の大人数?の4人での山行になりました。
前夜9時、倉敷をヒラノさんと広島から駆けつけたアベちゃんと3人で出発。11時半に鏡ヶ成到着。1時半まで酒を飲みながら山談義を語り合った。翌朝、もりちゃんもいつもの様にやって来て合流。
夜が明けると象山も烏ヶ山もシュプールまみれ。降雪直後のベストコンデションの昨日、大山魂のメンバーが荒らしまくってくれていました(笑)
ヒラノさんもアベちゃんも初めてなのと、朝一は雪面も硬いので、とりあえずメインの烏の余興に象山に登って1本滑る。
象山
ヒラノさん |
アベちゃん |
象山は落書きでいっぱいになってしまいました・・・ |
烏ヶ山へ
烏ヶ山にはいつもの新小屋峠からではなくて、カーラ谷を挟んで反対の登山道側の右岸尾根から今回は登った。 2日前の新雪で樹林はそこそこパウダーだったが、日が当たる場所はモナカ雪、 稜線はクラストしていたり、下層のアイスバーンとの結合が甘く不安定な場所もあった。 |
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クトー装着でシールで頑張って登っていたが、 斜度がきつく斜面をトラバースして切ると足元が破断して少しズレて板状雪崩が起きかけてヒヤリとする。 尾根の中央から左右で雪質もかなり違っていた。 その後、最後はつぼ足で登った。 |
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登山道のある主稜線への突き上げ、ヒラノさん雪庇を越える。 | |
標高約1300m地点での小ピークで昼食。 弱層テストをしたところこの地点では新雪下には弱層は認められず、 面で雪崩れる事はなさそうだった。 しかし、下がアイスバーンなので、新雪その物がスラフで落ちるのは避けきれないと思った。 1300m地点から、以前ドロップした南峰直下の1340m地点まで、 私とアベちゃんは進み、そこから滑る事にした。 |
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アベちゃん、カーラ谷に滑りこむ。 |
1300m地点から先にヒラノさんが沢にドロップしていて、雪質はそこそこ安定しているのは解った 南直下の1340m地点から沢へは最初かなりの急斜面で緊張するが雪崩を警戒しながら進入する。 スラフは案の定落ちるが雪崩とまではいかない。新雪の下は硬い雪面。 スラフを先行させしばらく斜滑降して、思い切ってジャンプターンして方向を変える。 その後は緊張が抜け気持ち良く滑れた。 |
雪質は重い新雪でパウダーとはいえないがまずまずだった。 前日のボードのシュプールがあったので刺激され、それに安定して雪崩れる事はなさそうだったので、カール源頭(南峰の右肩)までつぼ足で登る。 |
<1300m地点からもりちゃん撮影> |
カール源頭に向け、ボードのシュプールをつぼ足で登る。 | |
アベちゃん、ドロップ。 自分も後に続いたが、沢左のモナカ雪でバランス崩し転倒。 修行が足りない・・・ 一回目ドロップよりもより重い雪だった。 |
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右岸1300m小ピークから、もりちゃんも滑りこむ。 この斜面はスラフの域を超え、点発生表層雪崩が小規模だが起きてしまった。 |
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カーラ谷も落書きがいっぱいに・・ | |
烏ヶ山 カーラ谷 右奥は大山 |
カーラ谷の滑降は雪の状態をわきまえて慎重に滑り込まないといけません。 今回は雪の状態を覚悟の上(スラフや小規模雪崩)で、自分達は安全と判断しての滑降でした。 |
GPS軌跡 |