双六小屋ベースの 双六岳・三俣蓮華岳・鷲羽岳 周遊、黒部五郎岳往復 山スキー
【日時】 ２００６年 ５月３日（水）～６日（土）
【コース】
・３日 新穂高温泉～わさび平小屋～弓折岳～双六小屋
・４日 双六小屋～双六岳トラバース～丸山～三俣蓮華岳（滑降）～三俣山荘～鷲羽岳北西面滑降～岩苔乗越（黒部源流滑降）～三俣山荘～弥助沢滑降～モミ沢（登）～双六小屋
・５日 【黒部五郎岳往復】 双六小屋～双六岳トラバース～丸山～三俣蓮華岳（稜線滑降）～黒部五郎小舎～稜線コース（登）～黒部五郎岳～カール滑降（のちトラバース）～黒部五郎小舎～三俣蓮華岳～丸山～双六岳～双六小屋
・６日 双六小屋～双六岳～双六カール滑降～双六沢～大ノマ乗越～わさび平小屋～新穂高温泉
【天 気】 ３,４日 快晴 ５,６日 晴れ
【メンバー】 野人、もりちゃん（３,４日のみ同行）
【装 備】 野人 ダイナスター・LEGEND 4800 165cm、フリッチ・ディアミール エキスプローラ、ガルモント・Gライドｇ－fit
もりちゃん K2、DYNAFIT TLT、DYNAFIT TLT700
山スキーに興味を持った頃からずっと憧れていた 「双六岳周辺の山スキー」に、やっと行くチャンスが到来した。
かれこれ１５年も思い続けてきた場所なのだった。
１日目 ５月３日
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２日 ２１時、倉敷を出発する。 今回は所属山岳会のもりちゃんと前半はパーティーを組む。 後半、彼は用事で一足先に下山するので別々の車で新穂高温泉までやって来た。 名神高速の渋滞で２時間近く余計にかかり新穂高に着いたのが３日４時。３０分しか仮眠も出来なかった。飛越トンネルから縦走する事も考えていたが、車を回す時間もなかったので双六ベースの周遊で正解だった。 ５時５０分 新穂高温泉 出発 雪の無い林道を兼用靴で延々と歩くのは苦痛なので、ボロの軽登山靴を途中にデポするつもりでそれを履いて出発したが、今年は雪が多く30分程歩くとシールで進む事ができた。 |
| ７時４５分 わさび平小屋 に到着してしばらく休憩。 ８時２５分 左俣谷の橋 に到着。小池新道へ進む。 |
 左俣谷橋 小池新道分岐 |
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わさび平小屋で「大ノマは雪崩の危険があるからダメです」と言われたのもあって、一旦鏡平方面へ進み、弓折岳へ直登する緩やかな沢を登る。 |
| 苦しい登りだが、振返ると槍から穂高のパノラマが・・ |  |
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１３時 弓折岳到着 双六カール に目が吸い寄せられる。 最終日はあそこを滑る予定。 |
| 双六小屋へ １５時 双六小屋到着 |
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２日目 ５月４日
 鷲羽岳、弥助沢 |
６時３０分 双六小屋出発 スキーアイゼンを装着して、シール登高で三俣蓮華に向かう。 シールで登る人、スキーを背負ってアイゼンで登る人、半々位。 |
| 双六小屋、樅沢岳 小屋から急斜面を少し登った場所から |
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稜線に登りきると、 小屋からは影で見えなかった槍穂高のパノラマがこんなに |
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双六岳をトラバースして丸山へ 背後は薬師岳 |
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黒部五郎岳（望遠） 大カールを抱く黒部五郎岳、明日はあそこまで辿り着け滑れるだろうか？ ３年前の秋に登頂してからずっと、あの大カールをスキー滑降する事に憧れてきた。 |
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槍ヶ岳 |
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丸山 |
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鷲羽岳 |
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９時 三俣蓮華岳 三俣蓮華岳を滑降する群馬の川島さん。 |
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三俣山荘へ |
 もりちゃん |
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 もりちゃん |
鷲羽北西面の雪が付いている最上部のエントリーし易い所まで、 標高差３００mちょっと三俣山荘から鷲羽岳の稜線を登る。 そこから黒部源流へ滑る。 |
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これぞ黒部源流の山スキー 岳人や山渓で見た憧れの山スキーが、やっと現実になった。 |
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黒部川の源頭の岩苔乗越へ １０時５０分 |
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１１時４０分 岩苔乗越から黒部源流へドロップ あまり下まで滑らず左斜面をトラバースぎみに三俣山荘に戻った。 |
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三俣山荘 １２時３０分 |
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弥助沢 ドロップ |
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弥助沢は予想以上に素晴らしい所だった。 |
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１３時１５分 モミ沢出合 モミ沢登り、双六小屋へ。 あそこを登り切れば、三俣山荘が見えるはず。 １５時 三俣山荘到着 |