金山岩(2532m) 山スキー往復
【山域】 北アルプス南部
【日時】 2007年 1月1日(月)
【コース】 平湯温泉スキー場〜平湯尾根〜金山尾根〜金山岩
【メンバー】 野人(単独)
【装備】 ダイナスター・LEGEND 4800 165cm、フリッチ・ディアミール エキスプローラ、ガルモント・Gライドg−fit
【天気】 晴れ
正月遠征2日目の金山岩。もりちゃんは疲労困憊で出動不能にて温泉待機。
昨夜は今日の山行に備えて濡れた装備をエアコンで乾かしながら自炊して、温泉に入ろうかと思ったがそれさえ疲れ果て面倒で8時に寝た。
自分も疲れは残っているが岡山からここまで来ていて、この晴天を潰すのは勿体無さ過ぎる。出来る所までは頑張るしかない。
さすがにリフト運転前からスキー場を登る元気はなかった。 8時リフト運転、他に山を目指す物好きは誰も居なかった。
8時30分、平湯温泉スキー場トップ発。
意外にも前日のトレースがあった。2人組と思われる。感謝して登るだけである。
昨日登った「焼岳」 |
目指す 金山岩 |
尾根筋のこのルートはやはり積雪不足、ブッシュに悩まされる。あと1m多ければ快適かも。 2300m付近の斜度が少し急な部分の猛烈なブッシュへの入口で、前日の山スキーヤーはここで時間切れか撤退していた。 ここまでは彼らのトレースに助けられた。今日は時間的に余裕があるので頑張らなければ・・ しかししかし、凄まじい藪地獄だ。木々を掴みながら這い上がる「モンキーラッセル」 藪の根元は雪が無く、空洞。はまると脱出にいらない体力を消耗。これが苦労の種だった。 渾身の力を振り絞ってのモンキーラッセルだった。 撤退しようか・・ 下りでこんなところスキー出来るかとても不安でもあった。でも、馬鹿は進むしか能がない。(笑) |
|
頑張ると徐々に疎林になって快適になり、頂上が射程に入って来た。 |
|
めだつ岩峰の下までスキーで登り、今日はスキーは頂上に背負う元気は無くデポ。 そこからはアイゼンで登る。ところどころ潜るので苦労する。 |
|
12時50分、金山岩頂上 360度のパノラマ 昨日の焼岳、それに穂高・・・ |
|
穂高 岳沢 |
乗鞍岳、四ツ岳 |
隣の十石山はすぐそこ 南東面に気持ち良さそうな疎林斜面が広がっていた。 |
|
登った金山尾根と平湯尾根 中央の窪地が平湯温泉 その左上が輝山 |
14時、スキーデポ地点で食事をして滑降開始。 最初のちょっとだけは快適だった。 最悪の藪地獄突入。滑降は少しの空地を利用してのターンと停止。 スキーを諦めてツボ足で下るのは潜って身動きがとれないのは解りきってる。 木々の隙間にスキーのトップを突っ込ませるだけに集中。 急斜面は木をつかんで制動。ストックが引っかかり腕が抜けそうにもなる。 呼吸を整え少しづつ下降。そうしないと絶対に事故りそうだった。 前日の入山者の撤退地点まで下りて、ほっとする。 その後のアップダウンはシールを付けて、スキー場まで下った。 |
十石山(左奥)と金山岩 |
15時、スキー場トップ着。 ゲレンデはブッシュや石が出ている状態で板をかばって滑る所も多かった。 |