鳥海山 新山 (2,236m)  山スキー

【山域】 東北:鳥海山
【日時】 2007年 5月7日(月)
【コース】 鉾立〜御浜〜七五三掛〜千蛇谷〜新山〜(往復)御浜〜大平〜(車道歩き)鉾立
【メンバー】 野人(単独)
【装備】  野人 ダイナスター・LEGEND 4800 165cm、フリッチ・ディアミール エキスプローラ、ガルモント・Gライドg−fit
【天気】 晴れ / 後 霧(ホワイトアウト)

今年のGWは前半からずっと仕事でカレンダー通りには休めなかった。 しかし、代わりにその後休みを取って、なかなか行けない遥か彼方東北 「鳥海山」 まで行ってしまった。

前夜からの雨は上がったものの、鳥海ブルーラインは濃霧で8時のゲート開門が見合わせ。山形側入口で開くのを待つ。
1時間程して急速にガスが流れ、頂上部が見えてきた。直ぐに開門とはならなかったのだが、大平山荘の予約客は通過OKとの事で車中泊の自分も交渉して条件付で入れさせて頂いた。(秋田側は下山時通れる保障は無いという事)
大平から登ろうかとも思ったが、鉾立まで車で進む。


9:30 鉾立駐車場出発

奈曽渓谷
白糸ノ滝
夏道は雪が無くて横の斜面をシールで登り、雪が切れてはスキーを担いで夏道を歩く。

展望台から尾根の右の斜面に下り、雪が繋がる。
前日は雨で今日はゲートも閉まっていた影響か登山者は居ない。
大平からの、スキーを背負ったつぼ足の千葉からの男性の出会っただけだった

今日は出発も遅れ御浜辺りまでの下見のつもりだったが、天気も良いしハイペースで登れているので新山頂上を目指す事にする。

千葉からの男性
鍋森 鳥ノ海 (鳥海湖)
七五三掛
千蛇谷


七五三掛からの千蛇谷への下降がやはり一番のポイントだった。
雪はそれ程固くは無かったのでつぼ足でスキーを手に持ったまま歩いたが、確実にステップを切らないと滑落しそうで怖かった。
アイゼンを付けないまでもスキーはザックに固定してストックからピッケルに持ち替えるべきだった。

千蛇谷まで下りてシールで快適に登る。外輪山からのブロック雪崩が数箇所有るのであまり右には寄らない様にする。

外輪山からのブロック雪崩
御室 大物忌神社のコルまで大回りしないで、手前から新山へ直接取り付き、

シールで登れる限界近くまで登り、そこからスキーをデポして頂上を目指した。
御室

大物忌神社
新山 頂上


新山の頂上部はいくつか岩のピークがあったが、11年前の夏に本当の頂上は踏んでいるので「まあいいか」と手前のピークで今回はやめる。
風が強く、ハイペースで休まずここまで来たので疲労感もあったし、のんびりしてて17時を過ぎてゲート閉まってが抜けれなくなっても困る・・・

新山 から 七高山
13:30 新山下山
スキーデポ地まで下ると時折ガスに覆われてくる。ガスが晴れた時を狙って滑降。
千蛇谷の底まで滑ると斜度が無くてターンが出来なくほとんど直滑降
千蛇谷トラバース
14:00 七五三掛トラバース

七五三掛への登高点 左へ
14:30 扇子森 で完全ホワイトアウト

ポールに導かれ、大平に下山。
1395.5三角点辺りでポールを見失しなったので、車道に出てから鉾立への移動が楽になるように右寄に適当に滑る。


15:10 鳥海ブルーラインへ 大平へ下山

吹浦登山口より500m程、鉾立寄りだった。最後は沢を滑ったので車道への雪壁は無く、運が良く丁度駐車スペースもある広い場所だった。
ザックとスキーをデポして車を取りに鉾立に向かう。

車道を歩いて鉾立へ

明日の予定の登山口 祓川 に移動する。秋田側はゲートが不安だったので来た道を引き返す。ゲートは朝居られた番人は不在で一般開放されたようだった。
国道7号に出て、にかほ市から〈県道58〉で祓川に向かう。 途中、湯の台温泉の鶴泉荘に寄る。

中島台レクの森の先で冬季閉鎖(6月まで)のバリケードがあった。 車一台通れる様にずらしてあったの、今はもう大丈夫だろうと進んだが 先で残雪でスタックしかけたので引返す。
大回りして県道〈312〉〈285〉経由で県道メインの〈32〉に出て祓川に到着。車中泊する。





明日に続く前に戻る