東山 (とうせん ・ 1388m) 山スキー (イツノ谷滑降)
【日 時】 2009年 2月11日(水)
【山域】 中国山地 (鳥取県若桜町)
【日時】 2009年2月11日(水)
【メンバー】 野人(単独)
【コース】 国道29沿 糸白見集落〜糸白見林道〜伐採地〜上部林道〜東山北尾根〜稜線〜東山〜イツノ谷(滑降)〜上部林道〜伐採地〜糸白見林道〜糸白見集落
【装備】 ダイナスター・LEGEND 4800 165cm、フリッチ・ディアミール エキスプローラ、ガルモント・Gライドg−fit
【天気】 曇り/ガス/晴れ
時間 | 標高 | 場所 |
5:15 | 300m | 糸白見集落 |
6:30 | 580m | 林道分岐 |
7:20 | 800m | 伐採地上部 |
8:00 | 1000m | 上部林道 |
9:20 | 1388m | 東山 山頂 イツノ谷滑降(標高差400m) |
9:50 | 980m | イツノ谷上部林道 |
10:20 | 1000m | 上部林道 |
11:00 | 580m | 林道分岐 |
11:30 | 300m | 糸白見集落 |
国道29号から直の 糸白見の集落のはずれまでしか林道は雪で車は入れなかった。
ヘッドランプで夜明け前から暗い中、長い林道を歩き出す。夜が明け空は不気味な雲に覆われて来ている。天気の崩れが早まったか?
鳴滝山から東山への縦走を予定していたが、糸白見林道途中の分岐から橋を渡り、東山の北に伸びる尾根に取り付く。
分岐林道を進むと伐採地が現われた。 レインクラストして滑り易く、上部急斜面はスキーアイゼンを装着した。 |
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伐採地を過ぎると細い薮尾根が現われる | |
比較的広く疎林の所もあったが、全体に薮尾根が上部林道まで続いた。 上部林道から法面をつぼ足でよじ登る。 ここからも薮で、急斜面でシールでは登れない。 ザックにスキーを着けると枝に引っ掛かって進めないのは目に見えているので手に持って杖にして進む。 |
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ガスに覆われてくる。 鳴滝山からの稜線が近付き、斜度も緩んで疎林になり、スキーで登る。 この辺は雨が雪だったようでパウダーだ。 |
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緩やかなアップダウンを2回、頂上らしきピークがやっと見えた。 | |
ガスでよく見えないが、もう高いところは無さそうだ。 |
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頂上南側に無木立の雪原、それに続く広い尾根がガスの中に何となく確認できた。 | |
頂上 |
ふと振り返ると、頂上を示す看板があった。 |
ガスで視界が悪いので早々に頂上を後にする。 | |
鳴滝山と北尾根の分岐のピーク |
登った尾根を滑ろうと思っていたが、あの薮尾根は難儀する。 急斜面も有り木にぶつかれば危ない。 尾根右手に開けた快適なイツノ谷が見える。 地形図で確認しても上部林道まで側壁もなだらかで横からの雪崩の心配が無い。 レインクラストに新雪で不安定ではあるが、薄パウなのでスラフ程度にしかならないだろう。(登りでの経験から判断) 薮尾根を滑るよりも、今日の状態なら総合的には安全な気がする。 |
尾根右下の「イツノ谷」 | |
イツノ谷 ドロップ 上部の急斜面はレインクラストに載った新雪がスラフになって崩れ落ちる。 足元をすくわれない様に逃げながら滑降。 万が一大きな雪崩を誘発しても巻き込まれないように・・・ |
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晴れてきたではなか! しかし、この斜面はなんて素晴らしいだろうか!! 驚きだ! ブッシュもなく頂上からも直接快適に滑り込めそうだ。 |
イツノ谷源頭 |
こんな素晴らしい斜面に | |
振り返り | |
振り返り | |
上部林道にもう直ぐ | |
上部林道から見たイツノ谷 | |
上部林道に出ると、日向は気温が上がった為か法面が目の前で崩れ出す。 イツノ谷があまりに素晴らしかったので登り返そうかとも思ったが、 雪崩が怖いのでやめる。 |
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上部林道 法面はツララが沢山 |
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上部林道 直下 | |
登りのトレース沿いに木々を避けながら滑る | |
伐採地上部に出た 最後のお楽しみの斜面 |
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扇の山 と 陣鉢山? | |
氷ノ山方面 |
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伐採地 見上げ まだクラストした硬いバーンだった。 |
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林道分岐 橋を渡り、糸白見林道に合流。 |
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糸白見川 | |
植林地の中を 下りの下部林道は雪はまだ硬く、杉の落ち葉で多少ブレーキはかかったがずっと滑って下る事が出来た♪ |
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旅鳥小屋(鳥大ワンダーフォーゲル部) 今は使われていないんだろうか・・・? 階段は朽ち壊れ、壁も一部ズレ落ちていた。 |
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最終堰堤 無理すればここまで車で入れそうだった。 集落まであと少しだ。長い道のりだった。 新規コース、初めての山はやはり新鮮だ。 かれこれ15年位前から気になっていた山にやっと登れた。 予想以上の素晴らしい斜面にも出会えて、感動の山スキーだった。 |