大山
【山域】伯耆大山
【場所】鳥取県
【日時】2014年1月12日(日)
【コース】桝水原〜横手道〜夏道5.5合目〜7合目〜横手道〜桝水原
【メンバー】いの、ドロップ、野人
【装備】 いの K2バックドロップ・TLT・ダイナフィット、ドロップ スプリットボード、野人
K2ヘルベント179cm・TLT・ガルモントRADIUM
【天気】曇(ガス)
厳冬期の大山のルート選定は悩ませるが、トレースバリバリの夏道では面白みに欠ける。
せっかくスーパーファットを手に入れたので、以前ほどラッセルも苦にならない。
一の沢右岸尾根を登るつもりで桝水に集合したが、生憎のガスで視界不良。
森林限界上のリスクを考え、桝水から横手道経由で適当な所から取り付いて夏山登山道にトラバース気味に登って行く事にした。
リフト運転前のゲレンデの端を登りゲレンデトップ、横手道に出る
横手道から早く尾根に取り付くと森林限界を超えてから視界が利かないと苦労する。
環状道路合流三分の二位から適当に斜面に取り付いた。
浅い尾根と沢を繰り返しトラバース
沢を渡る時は雪崩を警戒して1人ずつ
いい加減疲れて腹が減った頃、夏道5合半辺りに出た。
6合目避難小屋
取りあえず上を目指したが、気温は−5℃風速10m位で視界は約10m
7合目で断念
今回は少し大山を舐めて手袋は薄手でその他防寒仕様でなくて、滑降準備は寒くて耐えられなかった。
7合目から見えない草鳴社谷へ入る
滑り始めはシュカブラにウィンドクラスト
視界も利かないので6合西か草鳴社を右岸寄りに滑れば良かったが、 桝水への帰りを早めに考えて左に左にトラバースして寄って行ったは良くなかった。 最初は牡丹沢上部で先頭のいのさんの足元が切れた。 本人は巻き込まれる事はなく自分の位置からは見えなかったが、厚さ30cm幅15m位の面発生表層雪崩が起こったらしい。 この標高でトラバースを続けるのは危険過ぎるので夏道尾根方面に戻る。 |
今度は小さな雪庇下が雪崩れた
沢の風上と風下では雪の安定度が全く違います
ドロップさんヘッドカム(ヘルメットに付けたかカメラ)動画
ウインドスラブの雪崩跡を降りる
下部の疎林でトラバースしている時に、さっきの雪崩のデブリを横切る。
帰宅後GPSトラックをカシミール3Dで開いて検証すると、
牡丹沢と思われ発生地点とデブリ末端が標高差200m・距離500〜600m
単調な斜面にドロップなら弱層テストも意味があるが、
小さな尾根と沢といえ斜面状況が変わるような場所は要注意です。
3人が概ねお互いの位置関係を意識して監視できていたのは良かったが、
今後はこういうルート取りは要注意です。
横手道に合流
桝水のゲレンデの圧雪でヘルベントはどんな滑りになるか興味があったが、
滑れない事は無いが、エッジがズレて全く面白くなかった。
登りのキックターンを除けば長さも気にならず樹林帯での取り回しも最高で問題なく、
予想以上に万能で使える板ですが、アイスバーンだけは難儀しそうです。
ドロップさんのレポ
いのさんのレポ