櫃ヶ山〜星ヶ山 自転車縦走

【山域】 中国山地(岡山県)
【コース】 湯原町民グランド〜櫃ヶ山登山口(300m)〜櫃ヶ山頂上(953m)〜五輪山(980m)〜扇山(940m)〜池ヶ乢〜星ヶ山(1030m)〜勝山美しい森(630m)〜国道313号経由湯原町民グランド
【日時】 2004年 6月13日 (日)
【メンバー】 野人(単独) 
【天気】   晴れ

 以前はハイキングによく出掛けていたので、櫃ヶ山も星ヶ山も個別には何度か登った事は有ったが、縦走路が復活、整備された時期頃からあまりハイクは行けてなかった。しかし、このコースは注目していて、いつかは縦走しようと思っていた。最近、ただ普通に山歩きするだけでは何だか物足り無さを感じてしまう。冬季にスキーで縦走できないかと検索していて、MTBで踏破した記事を見付けていた。(その人はその世界では有名な人らしい) それで、今回、どんなものかと自転車持参で縦走にチャレンジしてみました。

   
登山口から、櫃ヶ山を見上げる。 いきなり石がゴロゴロして、段差も有り、こんな道に・・・


  
五合目で樹林を抜け展望が広がるが、急登に喘ぐ。 登山道の草刈をしていたおじさん達(ご苦労様)にびっくりされ、呆れられ笑われる。
星ヶ山まで縦走すると言ったら、その中の一人「歩いた事があるんか?だんだん道が悪くなるぞ!」と心配して下さる。
櫃ヶ山の登りは99%押しと担ぎ。6合目の激坂や頂上直下の黒土はスリップして押す事も出来なく、担いで突破。

  
櫃ヶ山頂上。                          星ヶ山へと続く、縦走路。

  
小さなアップダウンを繰り返しながら進む。登りは抵抗が大きく自転車は漕げない。怖いしテクニックもないので下りもあまり乗れない。しかし、せっかくなので乗ってみるが段差や岩が現れ、ブレーキをかけながら無意識に慌てて飛び降り(まるで町乗りのおばちゃん)フロントタイヤがロックしてジャックナイフ状態・・・。
大山、蒜山三座を右手に眺めながら展望の縦走だが、あまり余裕が無い・・・。


  
縦走路中での最高所、五輪山。竜頭の滝から登って来られた御家族に出会う。やはり、ビックリされていた。色々と質問される。
縦走路では2組の登山者に出会ったが、皆さん友好的だったのが、救いだった・・・


  
五輪山までは草が刈られていたが、ここからブッシュが激しくなる。扇山を過ぎると平坦な杉の植林、雑木林と続き、自転車に乗り易くなる。
少しはライディングも慣れ?たが、バテて来てパワーが出ない・・・


  
星ヶ山の頂上に登山者が見える、気合でペダリングする。この御夫婦も友好的で救われる。ホットコーヒーまでご馳走して下さった。
色々お話をしましたが、家が近所だったのには驚いた。有難うございました。  頂上直下の岩の上からの展望(右)

勝山美しい森のビジターセンターと小ピーク「前山」との分岐から、星ヶ山を振り返る。
これより下は道幅も広くなり斜度も緩くなったので、自転車に跨って調子に乗っていると、黒土でタイヤがロック、アレ〜という間に転倒! 歩きでもスリップしてしまう状態(中蒜山の下りみたい)だった。
しばらく、慎重に下る。星山登山口に到着。ビジターセンター下の水場でリフレッシュする。

これより、舗装の道路を快適ダウンヒル。そして、じわじわと登りの国道313号を気合走り、櫃ヶ山登山口を過ぎて少しで車デポ地点の町民グランド到着。この区間は自転車大活躍であった。


一般人には大馬鹿者としか思えない行動であろうが、達成感と充実感は山スキーに匹敵する、最高?の縦走だった。

しかし、今日は身体が痛い(翌日)





星ヶ山の下りでGPS電池切れ (カシミール3DによるGPS軌跡表示 破線は書き加え)

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