大山 別山沢 滑降   この沢は極めて危険

【山域】 伯耆大山(鳥取県)
【日時】 2005年 3月21日 (日)
【コース】 夏山登山道〜弥山頂上〜8合目(別山沢滑降)〜元谷〜大神山神社〜下山駐車場
【メンバー】野人(別山沢のみ単独)、もりちゃん(6合沢滑降)
【天気】 快晴
【装備】 野人 ダイナスター・LEGEND 4800 165cm、フリッチ・ディアミール エキスプローラ、サロモン・コース XR ジャパン

朝7時。夏山登山道で山頂を目指す。
今回の別山沢はインナーもへたった兼用靴では心細かったので、ハードなスキー靴を持ってきた。
そんな訳で、登山道沿いをシールで登る。5合目まで何とか登れた。
5合目でスキーを背負い、アイゼン履く。
6合小屋は雪に埋まり、いつの間にか通り過ぎていた。


左の黒い岩壁が別山
別山の下から右上に伸びている中央の尾根が8合尾根
その8合尾根の左側が別山沢 右が8合沢

登りで別山沢を覗き込む


7合沢はデブリ、8合沢は良い感じだった。
目的の別山沢はデブリというほどではないが右3分の1はスラフがこぼれていたが、
中央、左は滑らかの雪だった。これは今日、行くしかないだろう・・・
9時40分、頂上小屋着。ルートは違うが二日連続で大山に登ったのは初めてだ。
今日は天気が良かったぶん、放射冷却で昨日よりも雪は硬い。
10時30分、頂上小屋発。なだらかな頂上台地を8合目まで滑る。
所々クラストしており、板が流れる・・・
もりちゃんは6合沢を滑るとの事で、別山沢は単独だ。

8合尾根の出合まで滑り、そこから別山沢にドロップする。
斜面の左半分は日射で緩んでいる。これなら行ける・・・


11時10分、別山沢ドロップ。

       源頭部はカール状の最高の斜面
沢の中央部から雪質が違うのでクラストした右の方へは行かないようにする。
別山の陰に入ると、斜度きつくなり、日が当たらないぶん雪が急に硬くなり緊張する。

小石や雪塊が散乱して緊張する。
カラカラカラカラ・・・・ 落石が襲ってくる。平たい石が車輪になって横を転がっていく。
動くと足元からスラフが落ちていく・・・・
別山側はカチカチにクラストして、別山から落石がありそうで怖い。8合尾根をトラバース気味に斜滑降してジャンプターンして下降する。

湾曲して上から見えなかった下部の喉を時折、落石が勢いよく転がっていく・・・
8合尾根はバリエーションルートでスキーで越えられる尾根ではない。
あの喉を通過しないと下には出れない。
タイミングを見計らって、神頼みで喉を通過する。何とか落石は襲って来なかった。
やっと緊張から解き放なされた。
元谷で隣の8合沢などと合流する。
もりちゃんとも合流して、大堰堤まで一気に滑る。

拡大写真
砂防林道も一気に滑る。
林道から下宝珠の沢を滑って、11時50分、大神山神社。 

12時10分、下山駐車場着。
広島の山ボーダー 「前ちゃん」 から頂きました



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