野伏ヶ岳(1674m)山スキー

【山域】 奥美濃(岐阜県石徹白)
【日時】 2006年 3月26日(日)
【コース】 白山中居神社〜和田山牧場跡〜ダイレクト尾根経由〜野伏ヶ岳頂上〜北東尾根(300m程滑降、登り返し)〜中央ルンゼ(滑降)〜和田山牧場跡〜白山中居神社
【メンバー】 野人(単独)
【装備】 ダイナスター・LEGEND 4800 165cm、フリッチ・ディアミール エキスプローラ、ガルモント・Gライドg−fit
【天気】 曇り(頂上部ガスで視界不良)

猫岳を下山して、飛騨の平湯から奥美濃の石徹白へ。高山を抜け荘川の道の駅の温泉で入浴。昼寝をしたりと13時半から15時半まで休憩。白鳥からの桧峠は丁度ゲレンデスキーヤーのお帰りと当たる。やたらセンターラインを越えてくる奴らばかりで嫌になる。17時、石徹白の白山中居神社到着。1人で何もする事も無く、眠いし19時前にさっさと寝る。

26日、4時起床。寝てる間に車が結構やって来ていた。

5時10分、白山中居神社出発。石徹白川の橋手前の空き地に和歌山ナンバーの車が止まっていた。まさかと思ったらML常連の大先輩のOBAさんだった。2年前の雪倉岳以来の再会だった。OBAさんは単独で静かな薙刀山を満喫されたようでした。

7時、和田山牧場跡。

野伏ヶ岳が目の前に現れた。しかし、天気は曇り、頂上部は濃いガスに覆われている。林道にずっとスノーモービルの轍があって気になっていたが、この大雪原は走り回った跡でいっぱいだった。
ダイレクト尾根の途中でクトーを付ける。

ダイレクト尾根左の、野伏ヶ岳南斜面。

とっても素敵なスロープが広がっている。
先行するアイゼンの単独登山者に、
追い付けそうで追い付けない。
かなりの体力の持ち主だ。

クートー装着ついでに行動食を食べ休憩、
完全に遅れる。
8時35分、野伏ヶ岳頂上着。

やっとアイゼン登山者に追い付いた。
彼の一言目が「速いですね!」でしたが、あなたの方がもっと速いですよ!!彼は地元岐阜の気さくな方で色々話をした。ゲレンデスキーはしているそうだが山スキーは怖くて踏み込めないって言われていた。勿体無いです。あれだけ体力あってスキーできたら楽勝でしょう。


最初はガスで何も見えなかったが、
時折ガスが切れてきた。
 別山の奥に白山も見えた。
大長山、赤兎山 
9時15分、頂上発。

中央ルンゼは北東尾根側にかなり亀裂が入っていたが、ダイレクト尾根側は状態が良かったのでそちら寄りに滑れば安全だろうと、まず尾根の分岐を目指したが視界不良でトレースに導かれて気付かず北東尾根を少し下ってしまった。ついでに300m程滑って、つぼ足で登りかえして尾根分岐で少し休む。
9時40分、ガスが切れる時を待って、
ダイレクト尾根の木の生えている上からルンゼに入る。
斜度的には大山の急斜面と比べれば滑りは怖い事はなかったが、止まって写真を撮る時は足が震えてしまった。
雪質は少し硬いザラメで比較的滑り易かった。
ルンゼ中央は北東尾根側の亀裂が気持ち悪いし、
デブリの形跡のブロックが散乱していて滑れたものではないが、
ダイレクト尾根側は比較的良い状態だった。
後半は登りのルートにトラバースしていった。その時、カモシカに出会いにらめっこした。
9時55分、湿原、ダイレクト尾根の付け根。ここでシールを付けて牧場跡へ登りアップダウンを繰り返す。

10時15分、牧場でシールを外し一気に滑降。

林道で頂上でお話した登山者を抜く。

最後は除雪区間を少し歩く。

石徹白側の橋を渡って、

10時45分、白山中居神社駐車場到着。

野伏ヶ岳は日本スキーツアールート集で紹介されているだけの事はある山だと思いました。
南面や周辺の山も素敵でまた行ってみたいです。

今シーズン4度目の中部地方遠征、帰りは節約の為に関が原まで下道を走ったが、夕方6時には帰宅。
関西以西でも頑張れば土日で北ア方面に滑りに行けます。でも、初日は徹夜で辛いです。(単独では特に)

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