伯耆大山 北壁 大ガレ&剣谷(源頭部)・上宝珠沢(砂滑り) 滑降

【日 時】 2009年3月29日(日)
【コース】 博労座(7:50)〜元谷(8:43)〜大ガレ( 大屏風と小屏風間のデルタ地帯(屏風中))〜元谷〜上宝珠下(11:58)〜剣谷〜ユートピア(12:47)〜象ヶ鼻〜縦走路1600m(13:20)(宝珠尾根頂点)〜剣谷(源頭部滑降)〜上宝珠越〜上宝珠沢(砂滑り)〜元谷(14:00)〜博労座(15:00)
大山北壁概念図
【天 気】 晴れ 一時 曇り(ガス)
【メンバー】 いけしゅん、野人
【装 備】 いけしゅん バンディットB3・176cm、フリッチ・ディアミール エキスプローラ、ガルモント・アドレナリン
       野人     ダイナスター・LEGEND 4800 165cm、フリッチ・ディアミール エキスプローラ、ガルモント・Gライドg−fit

大神山神社山門
北壁全容
元谷から見上げると、大&小屏風岩間に大ガレと呼ばれるデルタ地帯。(左)

夏に見ると石ころが堆積しているあそこです。


まずはそこでパウダー頂く。
弥山沢
普段なら落石地獄のこのデルタ地帯。

雪が緩む前なので、意を決して突入。
ユートピア方面
デルタの頂点近くまで必死のラッセル。

落石が怖い

登るのはここで切りやめ。早く滑ろう。


弱層テストをしてみて旧雪との接合は強いが、上部は表面がパックされ板状雪崩に警戒する。
元谷 俯瞰


大山北壁概念図で剣ヶ峰沢(屏風中)と記載されている位置まで登っていた。

標高1480m 夏山登山道7合目に相当する高さ。
滑降開始
信じられない このスプレー
日が当って雪が緩む前だったので、幸い落石は皆無だった。
元谷のこの地点まで標高差350mの滑降だった。

2人連れが我々の滑降の後を追って登っていた。
墓場尾根


次はメインの剣谷を目指して、砂滑りの横(左端奥)を登る。
宝珠尾根から見る墓場尾根と北壁(天狗ヶ峰〜剣ヶ峰 付近)


元谷からモンキーラッセルをまじえて深雪の急斜面を、宝珠尾根を目指して登った。
宝珠尾根からに剣谷と稜線に建つユートピア小屋
三鈷峰
剣谷は静寂の別世界


大山の奥座敷といった感じだ。
剣谷を登る
勝間ケルン
ユートピア到着
象ヶ鼻を越えて
左は振子沢・右は剣谷


ブッシュが無く雪が繋がっている宝珠尾根の頂点(標高1600m)をドロップポイントにする。
振子沢
振子沢の頭に誰かいる!

やっとお会いできた「姫路のまっちゃん」

初めて出会えた場所が大山の振子沢源頭だなんて感激だ。
まっちゃんから頂いた我々の写真
剣谷 ドロップ
↑の写真を撮っているところ(まっちゃん撮影)
降雪直後にはスキーヤーはまず入らないであろう大山奥座敷にて、ナイスパウダー。
激パウダー!!

この時期、この時間で!
ユートピア小屋が左上に
上宝珠沢(砂滑り) 上部
上宝珠越の少し下から砂滑りに突入


夏はガレで危険な為にロープがある場所

大ガレ  マウスポインタを合わせると・・・ (夏の様子)
砂滑り〜元谷も快適バーンが続いた。

あんな所まで登って馬鹿ですね (我々のシュプールは沢の小回り)
最高の形で今シーズンの大山山スキーが締めくくれました。

事故無く終われて感謝です。


GPS軌跡



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