白山 初滑り (2011シーズン)

【山域】 白山(石川県)
【日時】 2010年12月5日 (日)
【コース】 白峰−(自転車)市ノ瀬−別当出合−砂防新道−白山山頂 往復
【メンバー】野人(単独)
【天気】 快晴
【装備】 バンディットXX 170cm,ディアミール3,ガルモント・Gライドg−fit

 2:45 白峰ゲート 
 4:00 市ノ瀬
 4:20
 6:10 別当出合
 6:30
 7:30 中飯場
 9:10 甚之助小屋
10:50 弥陀ヶ原
11:50 頂上
12:15 ドロップ
12:20 室堂
13:05 甚之助小屋
14:25 別当出合
15:30 市ノ瀬
15:50
16:20 白峰ゲート

土曜日、仕事を午前中で終える事が出来た。明日は快晴が約束されている。
前日から気にはしていたが、いつもと同じで仕事がどうなるかわかんなかったので何も準備はしていない。
いくら高速が安くなっているといえ岡山からの単独遠征は財布も厳しい。
しかし「降雪直後の快晴!」
このチャンスは逃す訳にはいかない。後先考えず、これは行くしかないでしょう(笑)

家に帰り慌ててMTBの整備にスキーの準備。15時倉敷出発。何とか仮眠も取れるでしょう。
福井北インター下りて永平寺の8番ラーメンで燃料満タンに。白峰21時到着。
情報どおり、ゲートは閉まっていた。朝3時には出発したいが、貴重な睡眠時間も確保できて良かった。
岡山からだと最低5時間は移動がかかるんですから・・
まだ大山は滑れないので、5時間かかっても白山が一番近いんです。

5日 1時30分起床
そそくさと朝飯を食べてパッキング。スキーは背負わずMTBにくくりつける。
10数年前に椎間板ヘルニアやって奇跡の回復はしたものの、極力腰の負担は減らしたい。

ペダリングを重視してSPDシューズ履く、兼用靴は袋に入れキャリアに積載。

2:45 白峰ゲート
ゲートで単独の大阪の男性が準備していた。
暗闇で解かり難かったのかこんな事をする人は限られるので、有名な方に最初間違えられる。雲泥の差なんですけど(笑)
単独のボーダーが先にスタートしたとの事。
走り始めは路面に積雪も全く無く、極めて快適に夜間サイクリング。
徐々に路肩に雪が出てくる。発電所を過ぎ、路面凍結で転倒。
つるつるじゃない・・。この先押して歩く。
先行のボーダーにやっと追いつく。この人も中々物好きだ(笑)

4:00 市ノ瀬 4:20
帰りの事を考えて、ここまで自転車を押してきた。
雪は10cm位でシールで歩行可能。

6:10 別当出合
市ノ瀬から50分。昨年のGWにスキーを背負って歩いた時より30分も早かった。やっぱりシールの恩恵か・・
行動食を食べていると先ほどのボーダーが到着。
ボード背負ってスノーシューでほぼ同じタイム。なかなか元気ですね。

6:30 別当出合出発

底板が外された吊橋は鉄骨が凍結していて恐ろしい。
両手でワイヤーの手すりが掴めるので渡れるのだけど・・・


尾根取り付きの岩の階段部分のみ手にスキーを持って登ったが、他はスキーを履かないと埋まって歩けない程の充分な積雪。
7:30 中飯場

単独ラッセル頑張るのみ。
既に出発から5時間近く。久々のシール歩行ではあるし、少し股関節が痛いのが気になる。
ここから甚之助小屋までが本当に長く感じ、頂上まで達せられるか不安にもなった。
9:10 甚之助小屋

新築された小屋は快適そう。
ゆっくり見学もしたいが先を急ぐ。

この辺りから視界も開け、気分的に元気にもなる。
振り返れば甚之助小屋が良く見えるが、

後続はまだ誰も確認出来ない。











黒ボコ下でクラスト激しくなり、シールが滑り、クトー装着。
10:50 弥陀ヶ原



白山ピークが出現。
室堂には寄らず、左の肩から頂上を目指す。
11:50 頂上


一人ぼっちの頂上。白山では初めての体験だ。
白峰から遠い道のりだった。

今回は滑りたいというよりも、「白峰からの往復」への思いが強く、1度はやってみたかった。
今夏に海抜0mから富士山を往復した以上の達成感と辛さで感無量。
槍・穂高 
12:15 ドロップ

正面の沢をくの字に室堂へ滑る。
7ヶ月ぶりのスキー。雪はクラスト気味であったが何とか転ばず初滑り。
12:20 室堂
青 登り

赤 滑り



室堂からはエコーライン方面に偵察に、尾根下部はハイ松が出て滑れない状態なので登った方へトラバースして、
恐らくH先生が4度目の白山で滑ったであろう沢を滑る。
甚之助小屋上までは快適


13:05 甚之助小屋

小屋の少し上でスキーの2人組み?を確認。
距離があったで挨拶もまともに出来ず・・
スノーシューのボーダーはここで引き返したようだった。
甚之助からが登りのトレースにほぼ沿って薮スキーを楽しむ。

力任せに無理矢理回さないと木にぶつかるのでとても疲れる。


中飯場上まで執念で滑ったが、段差で岩も露出してきて、ここでつぼ足に。
14:25 別当出合



吊橋は凍結していなければまだマシ。楽勝とはいえないけど。
車道はスキーを再び履いて雪が途切れるまで頑張って滑った。

疲れ果て歩くのが嫌で限界まで挑戦していたら、最後はアスファルトスキーになってしまった。

初滑り用で古い板を持って来たのだが、滑走面を見ると切り貼りしなければいけない程の致命傷を負っていた。
これは中飯場上の岩でやったんだろう(泣)
この板は糸エッジにもなっているし、直すかは悩むところです。
15:30 市ノ瀬 15:50
スキーヤー(変な登山者)から可笑しなサイクリストに変身。

しばらくは路面に雪が残っていて、スリップに注意して走る。
16:20 白峰ゲート



何とか明るいうちに車の元に。

13時間35分。多分、過去最高の1日の行動時間。

まだ家に帰らないといけないが、先は長いし慌てても仕方ない。
直ぐ上の展望温泉に寄って疲れを癒す。
23時倉敷自宅到着。
珍しく渋滞が無かったのは幸いだった。

前に戻る