大山 別山沢 雪崩事故
【日時】2016年2月28日(日)
【コース】夏山登山道〜弥山〜別山沢(ドロップ2回 登返)〜夏道下山
【メンバーいの、野人 別パティー クレイジーR(りん)、関節職人 島根の2人
【装備】野人バンディットB94 リスペクト168cm・ディアミール・スコット コスモス
【天気】晴
今回は後一歩で死人が出るところでした。
セルフレスキューで遭難騒ぎまでは発展しなかったのが救いで、りんさんの人柄にも助けられました。
日が経つにつれ自己嫌悪になっております。
問題点などまとめてUPしなければと考えておりましたが、facebookでシェアされたりで馬鹿丸出しの自爆動画のYoutubeのアクセス反響に戸惑っております。




弥山沢は今回はパス
別山沢

1stトラック 中央からいのさんドロップ

何だか気が進まず登り返そうといのさんに話しました。
草鳴社沢とかあっち方面降下りようと登り返している時は考えていました。

りんさんドロップ

関節職人さんも

島根のボーダーとスキーヤーも別山沢に
いのさんも2回目のドロップ
のべ7人が別山沢にドロップしました
そして8回目は中央左岸の荒れた斜面を避けて右岸寄りにドロップ
それが悪かった・・・
自爆 ウインドスラブの板状雪崩を引き起こしてしまいました

先に下りていた2人が気掛かりでしたが、当初は雪崩は下まで流れていないと思っていたのでその時は能天気でした。
デブリが途切れていたのでそこで止まったと思い込んでいました。
実際はずり落ちて下まで落ちていたのでした。
デブリ登り返し2時間近く板を探しましたが見付からなく、
いのさんと別れて、片方しか板のない自分は歩いて夏道を下山しました。
駐車場でいのさん、りんさん、関節さんと再会。
まさか、りんさんは喉を抜ける所で雪崩に遭って吹き飛ばされたとは思っていませんでした。



飛ばされた時に喉の側壁の岩にぶつかった衝撃の傷痕は生々しく、ぞっとしました。
デブリには首まで埋没していたらしく同行の関節さん直ぐさま掘り出せなかったら、
あと30cmデブリが深かったら、ヘルメットを被っていなかったらと・・
一歩間違えば取り返しの付かないことになっていました。
破断面

私は標高差100m、距離160m流されていました。
板が外れず流れから抜け出す事が出来なければ、喉まで落ちて私も死んでいたかも知れません。
パートナーのいのさんがbrogに報告と問題点をまとめて下さいました
恥晒しにはなりましたが、今後1人でも助かる山屋が増える事を願いつつ、教訓にして貰えれば幸いです。
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