朝一で中の原ゲレンデをシールで登って一本滑る。
例え山スキーが出来なくても良い。
ボッカだと思ってスキーを背負って登る。
ブナ林 標高１２００ｍ
８合沢も似たような状態だった。
崩落地帯の別山沢。
ガレで植生の無いので雪面は綺麗。
この積雪量なら雪崩の心配はなく、新雪で滑落の危険も無い。
上部だけなら滑れない事はなさそうだ・・
これは行くしか無いだろう
元谷まで滑るなんて一か八かみたいな事は出来ない。
８合尾根へトラバースして登り返すのが賢明だ。
フォールラインに向かって滑ると、帰れなくなってしまう。
別山寄りから突入したので、余計に斜滑降しなければならなくなって失敗だった。
意外に凹凸があって大変だった。
尾根への取り付き斜面、スキーのまま尾根に乗り上げようとしたが急で段差が登れない。もがいていると足元の雪が崩れ落ちる。
これより先は尾根が痩せて切れ落ち、ここしかチャンスが無い。
不安定な体勢でスキーを外してツボ足に切り替える破目になった。
雪の下は浮いた露岩で尾根に上がるまで気が抜けない状態だった。
８合尾根ではちょっとだけだが雪稜気分も味わえた。
夏道を通り過ぎるある登山者
「下手クソなシュプールだ！ 私だったら○○○・・」
聞こえてしまう。
実際、斜滑降で不細工なシュプールでした。
まあ、仕方ないでしょう（苦笑）
今度は８合尾根寄りにドロップして前半はなるべくフォールラインへ。
トップを浮かせると雪が薄いのでテールが地面に当たり滑り難かった。
ラッセルが大変なので、一本目より早めに切り上げる。
馬鹿ですね（苦笑）
