5月3日 奥穂高直登ルンゼ 滑降

7時 涸沢ヒュッテ 出発

北穂沢には沢山の登山者が既に連なっていた。
奥穂方面、ザイテングラード目指して、もっと多くの人達が向かっていたが、
今日も梯子上の状態は変わらなく、ほとんどの人達が断念したみたいだった
我々は直登ルンゼを詰めて、奥穂高山頂を目指した。
前日のトレースは既に消えている箇所も多かった。

中間部はアイゼンが団子になり難儀した。

途中の二股のコブ上の平らな場所で休憩して、
トップを交代する。
最上部はクラストしてかなり硬かった。

あの雪庇の上が奥穂高頂上か?

稜線直下
ジャンダルム


10時45分 奥穂高岳


風がとても強く、寒い。
3190m 奥穂高岳頂上
12時 奥穂高直登ルンゼ エントリー


頂上祠の真下は雪庇。
雪庇の切れ目は二箇所あるが、安全策を選んで一番高い前穂側の岩トラバースは避けた。
登りのポイントから突入。

カリカリバーンで横滑りするのが精一杯だった。
エッジが削った雪が舞う。


直登ルンゼ後続で登って来た単独ボーダーと前穂方面からやって来たクライマー達が見送ってくれた。
自分は緊張を避ける為、ギャラリーの不意を狙って先にエントリーした。
直登ルンゼ見下ろし
涸沢と合流
12時50分 涸沢ヒュッテ


涸沢ヒュッテテラスから見た直登ルンゼ出口付近のシュプール
アズキ沢からトラバースしてきた超小回りシュプール

滑っているところは見えなかったが、MLで存じ上げていた小諸の床屋@Hさんでした!!
ヒュッテテラスでHさんを交えて、山スキー談議に花を咲かせた。

3日目 槍ヶ岳 飛騨沢滑降へ



記録目次に戻る